松茸の土瓶蒸し
材料
- 松茸(まつたけ) - 100g
- 鱧(はも)又は鯛 - 8切れ
- えび - 4尾
- 銀杏(ぎんなん) - 8個
- 三つ葉 - 適宜
- すだち - 2個
- だし汁(昆布約10gと鰹節約20g) - 3カップ
- 塩 - 小さじ1杯
- 薄口しょうゆ - 小さじ1杯
- 日本酒 - 小さじ1杯
手順
- 松茸の根元の硬い石突部分を包丁で薄く削ります。
- 流水で土や埃を軽く洗い流し、濡れ布巾やペーパータオルで軽く拭いて汚れを落とします。
- 鍋に水700mlと昆布10gを入れ、ひと煮立ちさせた後に昆布を取り出す。
- 少し沸騰させた後に差し水します。
- 差し水してお湯の温度が下がったところに鰹節(花かつお)を入れます。
- 沸騰したら、すぐに火を止めてアクをていねいに取り除きます。
- 濾し布や濾し網、ペーパータオルで濾し取るとおいしいダシの出来上がりです。
- 下ごしらえした松茸の石突の部分に包丁を入れ、その切れ目から食べやすい大きさに裂きます。
- 鱧(はも)を湯引きしておきます。
- 海老(えび)の背わたを取り除き、尻尾の尖がっている部分を切っておきます。次に軽く下茹でし食べる部分の殻を取り除いておきます。
- 銀杏(ぎんなん)を茹でておきます。冷水に浸し、薄皮を剥きます。
- 土瓶にお吸い物用に作っただし汁を入れ、1~4の具材を入れます。
- 土瓶蒸し用の器を蒸し器に入れて12分ほど蒸します。
- 蒸しあがったら火を止めて、土瓶に三つ葉を加えます。
- 食べる直前にすだちを搾って召し上がりましょう。
説明
※松茸をやや厚めに切ると歯ごたえや食感を楽しめます。
※鱧(はも)を使う場合は、骨切りしているものを購入すること!(家庭で鱧の骨切りは難しいので)
※鱧(はも)の代わりに鯛などの白身魚や鶏肉を代用しても良いでしょう。
※松茸の土瓶蒸しの食べ方は、土瓶蒸しの器に付いている猪口に汁を注いでいただきます。松茸や鱧(はも)、海老、
銀杏、三つ葉は土瓶蒸し用の器の蓋を皿代わりにしていただきます。
【松茸の保存方法】
松茸は届いたその日に食べるのがベストですが、短い間、松茸を保存する方法は、キッチンペーパーなどに包み、ビニール袋やたっパーに入れ、冷蔵庫に入れます。(翌日くらいまで保存する場合)
・紙に包むのは湿度を抑えるためです。(湿度が高いと腐りやすくなります。)
・ビニール袋やタッパーに入れるのは、他の食品の匂いが移るのを防ぐためです。
長期間、松茸の保存する方法は、土や汚れを取り除いてかるく水洗いしてラップに包み冷凍します。冷凍保存の松茸は焼き松茸にはちょっと無理ですが、松茸ご飯やお吸い物、茶碗蒸し、土瓶蒸しには十分に使えます。実際、高級料亭でも松茸を冷凍しておいて使っています。秋に旬の松茸料理を食べた際に、余分な松茸を冷凍保存しておくと、お正月のお吸い物や松茸ごはん、おせち料理などに使えて重宝です。